賃貸経営をしている家主様は世間からはお金持ちと見られます。

お金を持っているから自分の住む家だけでなく、他人に貸す家も所有していると思われているからです。

もちろん、実際にお金を持っている家主様もおりますが、一般的には「建物や土地は持っているが現金は持っていない」という家主様が多いのが現状です。

賃貸経営をしていると毎月、家賃収入が入ってきますので、なぜ現金が残らないのか考える必要があります。

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★賃貸経営の支出ランキング★
 

1)不動産会社へ支払う広告料

入居者を募集して成約すると、広告料として不動産会社へお金を支払います。

この広告料の支払いが毎年増えているのです。

その原因は、

1、不動産会社も広告宣伝費の支出が増えているため

昔の不動産会社は駅前に店舗を構え、お客様が来るのを待っていれば、なんとか商売が成り立っていました。しかし、現在ではTVCMやインターネット広告にお金を使い、お部屋はSUUMO,HOME'Sなどの賃貸ポータルサイトへ掲載するため、不動産会社の広告費支出が大幅に増えています。そのため、その増えた分が結局は家主様の負担になりますので広告費の高騰につながるのです。以前は家主様が支払う広告料は1カ月でしたが、現在では大手賃貸仲介会社を中心に1カ月半~2カ月程度を請求しています。
 

2、入居期間が短くなり入居者の入れ替えが頻繁になった

敷金2カ月、礼金2カ月、仲介手数料1カ月が必要でしたが、現在では敷金0カ月・礼金0カ月・仲介手数料半月分など、入居時の費用が安くなりました。また、仕事の流動性(転職)がたかまり、フリーターや個人事業など働き方が多様化しております。その結果、入居期間は短くなり、引越を頻繁に繰り返すことが一般的になってきております。


上記、2つを考慮すると、

入居期間が短くなり入居者の入れ替えが頻繁になり、仲介成約時の広告料が高くなりましたので、賃貸仲介会社の売上は大幅に増えて、逆に家主様の収入は大幅に減りました。



2)原状回復リフォーム費用

上記1)の2の通り、入居期間が短くなっているため、原状回復リフォームをする回数が増えています。また、空室対策という触れ込みでリフォーム費用が高額になっているのも事実です。

短期間であれば、簡単な清掃だけで済みそうですが、リフォーム会社の仕事ですのである程度の利益がないとリフォームをやりたがらないので、自然と見積もりが高くなりがちです。



3)設備維持の為の費用

賃貸物件の設備は家主様の所有物です。

その為、設備が壊れた場合は家主様の費用負担になります。特に金額が大きいのがエアコンの交換、給湯器の故障などです。また、それ以外にも照明やインターホン、建具の調整など設備を維持するための費用が必要になります。



4)保険料

賃貸物件を所有していると家主様も万が一に備えて保険に入る必要があります。

家主様は建物全体の火災保険と建物自体を原因とした賠償事故に備える為の保険に加入しておくことが必要です。
 

・火災保険・・・火災などの事故が起こった場合に火災保険で修理・復旧することができます。
 

・施設賠償責任保険・・・例えば、建物の壁が崩れ落ちて、通行人にケガを負わせてしまった場合なのに備える保険です。



5)税金

賃貸経営をしていると政府も様々な税金を要求してきます。税金が富の再分配という側面があることを考えると仕方ないのかもしれませんが、適切な税金対策は必要となります。

・所得税・・・収入-経費=所得 この所得に対して課税されます。できるだけ経費を上手に利用して税金を引かれる前のお金を使うことが大切です。


・固定資産税・・・土地・家屋・償却資産を所有している人が、その固定資産の価格をもとに算定された税額を市町村に収める税金です。
 

・都市計画税・・・都市計画事業または土地区画整理事業に要する費用にあてるために市街化区域内の土地、家屋の所有者に課税されます。


・相続税・・・親から子へ相続するときに課税されます。

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以上5つが賃貸経営をしているとお金が出ていく金額が大きいものです。

まとめると、空室が増えたり、入居期間が短くなって、賃貸経営をされている家主様は不動産会社やリフォーム会社へ支払う費用がものすごく増えています。

また、設備を維持するための費用や保険料、税金対策は常に頭にいれて賃貸経営をしなければいけません。