賃貸管理会社が家主様、入居者様向けにお伝えする「プロのお掃除テクニック!」シリーズです。
お掃除は毎日の清掃が大切ですが、積み重なった汚れは年に1回~2回程度プロのお掃除テクニックを参考にして掃除することできれいな状態を保つことができます。
お風呂の汚れの原因
お風呂場はお掃除を怠るとすぐにカビが発生する場所です。
また、お風呂場の汚れはカビだけでなく、水あかや湯あか、石けんカス、体の皮脂などがあり、長く放置すると汚れがこびりついて落ちにくくなります。
日々、掃除することが大切ですが、溜まった汚れを落として、お風呂場を丸洗いする方法をお伝えします。

お風呂には2つの洗剤が必要です
お風呂の汚れは2種類ありますので、それぞれ使用する洗剤が違います。
●水あか、湯あか、石けんカス、皮脂などのアルカリ性の汚れには「酸性」の洗剤を使用して汚れを落とします。
●酸性の洗剤で落としきれないカビには「アルカリ性」のカビ取り剤を使用します。
お風呂を丸洗いする方法
1、お風呂場全体(天井・壁・床・浴槽)にシャワーで水をかける。
2、最初に水あか、湯あか、せっかんカス等の汚れを落とす為、酸性のバスクリーナーをスポンジでお風呂場全体(天井・壁・床・浴槽)に塗布する。
3、30分程度おいてから全体をスポンジで優しく洗う。なお、汚れが残っている箇所には酸性のバスクリーナーをスポンジにつけて、最初はやさしく、徐々に力を入れて汚れを落とす。
4、お風呂場全体(天井・壁・床・浴槽)をシャワーとスポンジで水洗いする。
5、残ったカビ汚れ(黒カビ)にカビ取り剤を吹き付けて10分程度おいてから洗い流す。
6、お風呂場全体(天井・壁・床・浴槽)と水栓金具・蛇口を乾いたタオルで磨き上げる。

注意)酸性バスクリーナーとカビ取り剤(漂白剤)は一緒に使用しないこと。
それでも落ちない長年の汚れには
上記の作業でほとんどのお風呂の汚れは落ちますが、長い年月により体積された汚れは落としきれない場合があります。
その場合は
①物理的に削って落とす → 耐水サンドペーパーなどで研磨して汚れを落とす
②塗装して隠す → あまりにも古く、広範囲に落ちない汚れがある場合は塗装します。
この2つの方法があります。
リフォーム業者はプロですから、耐水サンドペーパーの1000番~2000番で傷を付けないように磨き上げたりしますが、一般の方にはおススメしませんので、プロに頼むのがいいでしょう。

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